1. home_filled WECARS(ウィーカーズ)トップ
  2. chevron_right 格安車検ならWE!車検
  3. chevron_right 車検コラム
  4. chevron_right 基礎知識
  5. chevron_right 車検で必要な交換部品は?種類ごとに徹底解説
基礎知識
2022/12/06

車検で必要な交換部品は?種類ごとに徹底解説

車検で必要な交換部品は?種類ごとに徹底解説

1台の車に長く乗り続けると、車検時に部品の交換が必要になるケースが増えます。しかし、部品は決して安価なものではありません。「本当に交換する必要があるのか?」「車検費用を抑えたいのに部品交換をすると高くついてしまう」などと考えてしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、部品の交換タイミングや、より安全な走行をするために推奨される「予防整備」を詳しく解説します。車検時に交換が必要になる部品を把握しておきたい方はぜひチェックしてみてください。

1.車検の交換部品とは?

車検の交換部品とは?

車検は車を安全に走行させるために欠かせないものです。そのため、日々の運転で消耗しているパーツがないかを検査し、状況に応じて交換する必要があります。

交換が必要となる部品は、大きく以下の2種類に分けられます

  • 車検に通るために交換が必須となる部品
  • 予防整備として車検業者から交換を勧められる部品

交換が必須となる部品とは、現在の部品の状態では車検に通らないと判断された部品です。一方、予防整備として交換が勧められる部品とは、車検には問題なく通るものの経年劣化を考慮して交換が推奨される部品です。車検という観点のみでいえば、交換を次回に持ち越すこともできます。

2.車検のたびに交換する部品

消耗や劣化が早く車検のたびに交換となるケースが多い部品には、以下が挙げられます。

購入から5年目で交換する部品

新車を購入した場合、5年目には2度目の車検を迎えることになります。走行距離が延びた分、交換する部品も初回に比べ増えますが、中でもエアクリーナーは交換となるケースが高い部品の一つです。

エアクリーナーは、エンジンに送る空気をきれいにするフィルターです。フィルターのゴミを放置しておくと空気の流れが悪くなり、燃費が落ちたりエンジンに負担がかかったりします。2万~3万km走行が交換の目安となるため、5年目の車検時に交換するのがおすすめです。

また、発炎筒は有効期限が4年とされており、新車購入から一度も交換していない場合、5年目の車検時には期限が切れているため必ず交換します。

他にも、走行距離が長い方はタイヤやブレーキパッドなどの部品も交換する可能性があります。

下記の記事では部品の交換目安も詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
play_arrow 「5年目の車検の交換部品一覧と車検費用が高い理由を解説」

エンジン周りの部品

車の心臓部ともいえるエンジン。エンジンに関わる部品なども定期的な交換が必要となります。特に交換となるケースが多いのは下記の部品です。

エンジンオイル

エンジンオイルは、エンジンの中で潤滑油の役割を果たしています。エンジンをきれいに保ちスムーズな走行を実現するためには、定期的な交換が必要です。古いエンジンオイルを使い続けると、エンジン焼き付きのトラブルを引き起こす恐れもあります。
メーカーの指定では、走行距離5,000km、または半年ごとの交換が推奨されています。ただし近年は長寿命オイルが登場しており、走行距離1万5,000kmまたは1年ごとの交換で問題ないオイルもあります。

エンジンオイルフィルター

エンジンオイルフィルターは、エンジンオイル内の汚れを取り除くものです。メンテナンスをしないでおくと潤滑不良につながります。
メーカーの指定では、走行距離1万kmが推奨されており、エンジンオイルを2回交換するごとにエンジンオイルフィルターを1回交換する頻度です。ただし、悪路での走行が多い方や、走行距離が長い方は交換頻度が早くなるため注意しましょう。

ラジエーター液(LLC)

ラジエーター液はエンジンの冷却に使用するものです。凍結や腐敗を防止する薬品が含まれています。ラジエーター液が古くなると、水アカが発生したり内部の部品が錆びたり、冷却機能が低下したりします。冷却機能が低下するとオーバーヒートにつながります。

ラジエーター液の交換タイミングは2~3年ごとが推奨ですが、近年では7年や11年と長持ちするラジエーター液も開発されました。

スパークプラグ

スパークプラグは、エンジン内で火花を飛ばし着火させるパーツです。古くなると火花が弱くなり燃費が悪化しますが、劣化がわかりにくい部品のため交換せずに済ませてしまうことも多いパーツです。
通常のスパークプラグは走行距離4万kmが限界ですが、2万km〜3万kmを交換の目安としましょう。なお、「プラチナプラグ」や「イリジウムプラグ」など素材にこだわった部品なら10万km走行が可能になります。

バッテリー

バッテリーは車を動かすために必要な電力を備えるパーツです。メンテナンスを怠ると、バッテリー上がりでエンジンがかけられなくなるトラブルに見舞われます。
交換タイミングは2〜3年ほどですが、できる限りトラブルを防ぎたい場合は車検ごとに交換すると安心です。バッテリーの能力を測るテスターを導入している車検業者も多いので、交換しない場合でも確認はしてもらうようにしましょう。

タイミングベルト

タイミングベルトはエンジンの回転運動に必要なパーツです。ゴムでできたパーツなので走行距離が長いほど、また時間が経つほど劣化し、ヒビ割れなどを起こします。交換の目安は走行距離10万kmですが、切れてしまうとエンジンが止まってしまうので、定期的に状態を確認する必要があります。

ファンベルト

ファンベルトはエンジンの駆動力を他のパーツに伝える役割を持っています。ゴム製で劣化しやすく、劣化が激しくなるとエンジンルームから異音が発生します。また、ファンベルトに異常があるとエンジン停止やバッテリー上がり、オーバーヒートの可能性があるので注意が必要です。交換タイミングは走行距離5万km~10万kmです。

足回りの部品

車の走行に欠かせないタイヤ回りの部品に不具合があれば、安全な走行はできません。車検時に交換することが多いのは下記の部品です。

タイヤ

タイヤは走行距離が長ければ長いほど劣化するパーツです。タイヤの溝が1.6mm以下になると車検には通りません。また、ゴム製のため走行していなくても劣化は進み、交換をしないと駆動力や制動力に問題が生じます。タイヤの溝の深さが1.6mm以上である場合でも5年ごとに交換を検討するのがおすすめです。

ブレーキパッド

ブレーキパッドは車を減速したり停止したりするのに必要なパーツです。タイヤの内側にあり、タイヤと連動して摩擦でタイヤの回転を止めます。ブレーキをかけるごとに摩耗する部品で、運転の癖などによっても寿命は変わります。通常ブレーキパッドは10mmほどありますが、5mmくらいになったら交換する必要があります。

なお、ブレーキパッドの摩耗を知らせる「パッドウェアインジケーター」と呼ばれる警報装置がついている車もあります。ブレーキパッドが限界を迎えると、ブレーキをかける際に「チーチー」という異音で運転者に交換タイミングを知らせてくれる仕組みです。異音がした場合にはすぐに交換しましょう。

駆動系の部品

車が走行するためにはエンジンの出力をタイヤまで伝える必要がありますが、その役割を担うのが駆動系の部品です。車検時に交換することが多い部品には下記の2つがあります。

ギアオイル

ギアオイルは、ギア部分の潤滑油として働くオイルです。AT車の場合はATF(ATフルード)、CVT車の場合はCVTフルード、マニュアル車の場合はミッションオイルと呼ばれます。スムーズな変速をするためにも定期的な交換がおすすめです。交換の目安は走行距離2万~3万kmとなります。

デフオイル

デフオイルは、FR車や4WD車にあるデファレンシャルギア(デフ)の潤滑油として働くオイルです。オイルが古くなると内部の歯車の動きがスムーズでなくなるため、定期的な交換が必要です。交換のタイミングは走行距離3万km〜4万kmごと、または3年〜4年です。

3.車検の予防整備とは?

部品交換をしなくても車検には通るものの、車を良い状態に保つために車検業者から予防整備として部品の交換を勧められることがあります。

車検のみを考えれば部品の交換は先延ばしにしても問題はないため、車検の費用を抑えたい場合は無理に交換する必要はありません。ただし、交換を勧められるということは、少なくとも部品が消耗をしていることには間違いありません。そのまま使い続けると他の部品の負担となってしまう可能性もあります。後回しにした問題はあとで必ず対処するようにしましょう。

つまり予防整備には、単に部品の交換を意味するものではなく、付随して起こりうるさまざまなトラブルを回避する意味合いもあります。「日頃のメンテナンスを自分で行う自信はないけれど、安心して車に乗り続けたい」という方にはおすすめです。

また、近いうちに売却を検討している場合は、予防整備をすることで査定額をアップさせることができる場合もあります。

4.車検の追加整備は必要?

車検において予防整備は必ず必要なものではありませんが、車検時に劣化・異常が見つかった場合は追加整備が必要になります。

部品が劣化したり異常があったりする場合は安全な走行ができないと判断され、車検に通らない可能性が高くなります。例えば、マフラーの排気漏れ、タイヤの溝の深さが1.6mm以下となっているなどの場合です。上記のような部品の状態では車検に通らないため、追加整備が必要となります。

5.車検の交換部品に関するよくある質問

最後に、車検の部品交換においてよく聞かれる質問を2つご紹介します。

Q.車検を通すだけなら交換する必要はない?

部品の状態が車検を通る状態ならば、無理に交換する必要はありません。必須ではないため予算に応じて判断しましょう。ただし、より安心して車に乗るために車検業者が予防整備を勧めてくれる場合があります。後々のトラブルを避けるためにも、そう遅くないタイミングで交換を検討しましょう。

Q.できるだけ安く車検費用を済ませるには?

車検費用を安く済ませたい場合は、本当に必要な部品だけを交換するよう見積もり時に車検業者と相談しておきましょう。また、自分で運輸支局に車を持ち込み車検を受ける「ユーザー車検」でも費用を安く済ませることができます。ただし、ある程度以上の車の整備の知識がある方や車検に慣れている方でないとユーザー車検は難しいでしょう。

ユーザー車検に関してはこちらの記事で詳しく解説していますので、ご覧ください。
play_arrow 「ユーザー車検とは?一般的な車検との違いやメリット、流れを解説」

6.まとめ

車検の部品交換には「車検に通るために交換が必須な部品」と「安全な走行のために交換が推奨される部品」の2種類があります。後者は予防整備とも呼ばれ、車検業者によって勧められることが多くありますが、車検の費用を抑えたい場合は無理に交換しなくても問題はありません。ご自身の状況や車検業者との話し合いの中で判断していきましょう。

WECARSでは、車検基本料金を業界最安クラスでご提供しています。そのため、予防整備や追加整備が発生した場合でも、車検費用を安く抑えることができます。もちろん、交換部品費用についても、全国ネットワークの強みを活かして、費用を安くすることができます。まずはぜひ無料見積もりからご相談ください。

WECARSで無料見積り
安心WE!車検は 36,750円~
WECARSで無料見積り
車検のお見積もり 車検のご予約
ページの先頭へ