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基礎知識
2022/06/20

車検と定期点検(法定点検)の違いについて解説。
車の点検は車検だけで十分?

車検と定期点検(法定点検)の違いについて解説。車の点検は車検だけで十分?

大切な愛車に長く安心して乗り続けるためには、定期的なメンテナンスが大切です。メンテナンスの中でも車検と定期点検(法定点検)は特に重要で、車の使用者の義務でもあります。

今回は、車検と定期点検の違いや罰則の有無、費用相場について解説します。

1.車検と定期点検(法定点検)の違い

車検と定期点検(法定点検)の違い

車検と定期点検(法定点検)はどちらも「道路運送車両法」という法律で定められた検査と点検で、自動車の使用者に義務付けられています。

車検と定期点検は同じ時期に行われるので、違いがわからない方も多いかもしれませんが、目的や内容が大きく異なります。

車検 定期点検(法定点検)
目的 国が定めた保安基準に適合しているかの確認 車の安全性を確認するための点検
検査・点検箇所 外観・内装・装置などの検査 ブレーキやエンジン、タイヤなどの安全点検
実施時期 新車購入時は3年後、以降2年ごと 12ヵ月・24ヵ月ごと
義務か任意か 義務 義務
罰則の有無 あり なし
※実施時期は自家用車の場合です。(軽自動車含む)

車検とは

車検とは、国が定めた保安基準を満たしているかを確認する検査で、正式には「自動車検査登録制度」といいます。保安基準とは、公道を利用する自動車の安全性の確保と公害の防止、また歩行者や自転車の安全を守るために設けられた基準で、道路運送車両法により細かく定められています。自動車の外観や内装、装置などが法律で定められた保安基準項目をすべてクリアしているかを、検査員による目視やセンサーや検査機器を使った検査で確認します。

車検には、新規検査・予備検査・構造等変更検査・継続検査の4種類がありますが、一般的に車検といわれるものは継続検査を意味します。継続検査とは、自動車検査証の有効期間が満了したあとも引き続き自動車を使用するために受ける検査のことで、自動車検査証の有効期限を延長させるための検査といえるでしょう。

新車を購入した場合、初回の車検は購入時から3年後、以降は2年ごとに検査を受けることが義務付けられています。中古車を購入した場合は、車検証に記載されている有効期限満了日が初回の車検時期です。以降は2年ごとに検査を受ける必要があります。有効期限を過ぎてしまうと、いわゆる「車検切れ」の状態となり、公道を走行できなくなります。車検切れの状態で公道を走行した場合は6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられ、無車検運行として違反点数6点、30日間の免許停止処分を受けなくてはならなくなります(2022年6月現在)。

play_arrow 「車検切れで知らずに運転した際の罰則は?免停期間や切れてしまった時の対処法も解説」

定期点検とは

車検が「保安基準に適合しているか」の検査であったのに対し、定期点検は 「自家用車を正常な状態に保ち、事故を未然に防ぐ」ために行う専門的な点検です。

運転免許証を取得する際には、教習所などで「自動車の点検整備はドライバーの義務」と習います。すべてのドライバーは日常的に車の安全点検をする義務があり、そのうえで12ヵ月ごとに大がかりな定期点検を受ける義務があると道路運送車両法にも明記されています。

道路運送車両法第47条
(使用者の点検及び整備の義務)
第四七条 自動車の使用者は、自動車の点検をし、及び必要に応じ整備をすることにより、当該自動車を保安基準に適合するように維持しなければならない。

道路運送車両法第48条
(定期点検整備)
第四八条 自動車(小型特殊自動車を除く。以下この項、次条第一項及び第五十四条第四項において同じ。)の使用者は、次の各号に掲げる自動車について、それぞれ当該各号に掲げる期間ごとに、点検の時期及び自動車の種別、用途等に応じ国土交通省令で定める技術上の基準により自動車を点検しなければならない。

引用元:道路運送車両法 | e-Gov法令検索

定期点検には、法定12ヵ月点検(法定1年点検)と法定24ヵ月点検(法定2年点検)があり、法定12ヵ月点検は全26項目、法定24ヵ月点検は12ヵ月点検の26項目からさらに30項目増やした全56項目の点検整備を行います。

2.定期点検を受けるメリット

定期点検は車検と違い受けなくても罰則がありません。点検費用や手間を考えると「受けなくても良いのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。では、定期点検にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

車のトラブルを未然に防げる

定期点検を受けることで、大きな故障やアクシデントが起きる前に整備・修理ができます。例えば、雨の日にワイパーが突然機能しなくなってしまったら、予期せぬ事故につながりかねません。そのようなアクシデントを防ぐためにも、定期点検は推奨されるべきものです。

売却や下取りの際に査定評価が上がりやすい

車の売却や下取りの際、定期点検の内容を記した「点検整備記録簿」があると査定評価額が上がる可能性があります。反対に、メンテナンス記録がまったくないと査定額がマイナスになるので注意が必要です。

3.車検と定期点検の検査項目

車検や定期点検の検査・点検項目は、それぞれ法令により定められています。以下、車検と定期点検それぞれの項目内容を解説します。

車検

車検(継続車検)で行う検査は以下の8つに分けられます。

  1. 同一性の確認
  2. 外回り
  3. サイドスリップ
  4. ブレーキ
  5. スピードメーター
  6. ヘッドライト
  7. 排気ガス
  8. 下回り

車検ではまず、車検証に記載されている車両とこれから検査を行う車が一致するかを確認します。車台番号やエンジン型式などを目視で確認します。

同一性が確認できたら、外装部分の確認に移ります。外回りの検査項目は、灯火装置、走行装置(ワイパーやウィンドウォッシャーなど)、ガラス類(フロントガラスやサイドミラーなど)があります。灯火装置はすべてのランプ類が正しく灯火するかの確認を行い、走行装置やガラス部分も破損や故障がないか確認します。サイドスリップやブレーキ、スピードメーターなどは、検査機器を使用して保安基準を満たしているかをチェックします。

車検項目についてより詳しく知りたい場合は、以下のページも併せてご覧ください。
play_arrow 「法定24ヵ月点検とは?車検との違いや検査56項目一覧、費用目安を解説」

法定12ヵ月点検の場合

自家用車の法定12ヵ月点検では、国が定めた「自動車点検基準」に従い以下の26項目を点検・整備します。

室内点検
ブレーキペダルの遊び・踏みしろ(踏み込み時の床板とのすき間)
ブレーキ(ペダル)の効き具合
サイドブレーキの引きしろ
サイドブレーキの効き具合
ブレーキホース・パイプの漏れ・損傷や取付状態
クラッチペダルの遊び・切れたときの床とのすき間
エンジンルーム点検
パワーステアリングのベルトの緩み・損傷
点火プラグの状態
点火時期
ディストリビューターのキャップ
バッテリーターミナル部の接続状態・腐食
排気の状態(CO濃度)
エアクリーナーエレメントの状態(汚れ・詰まりなど)
エンジンオイルの漏れ
ファンベルトの緩み・損傷
冷却装置の水漏れ
下回り点検
トランスミッションオイルの漏れと油量
シャフト連結部の緩み
マフラー取付けの緩み・損傷・腐食
足回り点検
マスタシリンダやホイールシリンダ、ディスクキャリパの液漏れ
ブレーキドラムとライニングとのすき間
ブレーキシューの摺動部分とライニングの摩耗
ブレーキディスクとブレーキパッドとのすき間
ブレーキパッドの摩耗
タイヤの状態(空気圧や亀裂の有無、溝の深さなど)
ホイールナットとホイールボルトの緩み

法定12ヵ月点検の詳しい点検内容や整備について知りたい場合は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

play_arrow 「車検と法定点検・12ヶ月点検の違いは?検査項目やいつ行うのかを解説」

法定24ヵ月点検の場合

前述したとおり、自家用車の法定24ヵ月点検項目数は、12ヵ月点検の26項目に30項目を加えた56項目です。その30項目は以下のとおりとなります。

室内点検
ハンドルの操作具合
エンジンルーム点検
パワーステアリングオイルの漏れと油量
パワーステアリング取付けの緩み
燃料漏れ
電気配線の接続部の緩み・損傷
メターリングバルブの状態
ブローバイガス還元装置の配管の損傷
燃料蒸発ガス排出抑止装置の配管の損傷
チャコールキャニスタの詰まり・損傷
チェックバルブの機能
触媒反応方式等排出ガス減少装置の取付けの緩み・損傷
二次空気供給装置の機能
排気ガス再循環装置の機能
減速時排気ガス減少装置の機能
一酸化炭素等発散防止装置取付状態の緩み・配管損傷
下回り点検
ギアボックス取り付けの緩み
ステアリング装置(ロッド・アーム類)のガタツキ・損傷
マフラーの機能
ディファレンシャルオイルの漏れと油量
足回り点検
マスタシリンダやホイールシリンダ、ディスクキャリパの機能確認・摩耗と損傷
ブレーキディスクの摩耗・損傷
ブレーキドラムの摩耗と損傷
ボールジョイントにあるダストブーツの亀裂・損傷
ホイールアライメント
フロントホイールベアリングのガタツキ
リアホイールベアリングのガタツキ
緩衝装置の緩みやガタツキ
ショックアブソーバーオイル漏れと損傷
ダストブーツの亀裂・損傷
ディファレンシャルオイルの漏れと油量
外回り点検
フレームや車体の緩み・損傷

2年に一度、車全体の細かい点検・整備をすることで、予期せぬ故障や走行時のトラブルを予防します。 法定24ヵ月点検について詳しく知りたい場合は以下の記事も参考にしてください。

play_arrow 「法定24ヵ月点検とは?車検との違いや検査56項目一覧、費用目安を解説」

4.車検と定期点検の費用相場

車検と定期点検の費用は、依頼先や車の現状により大きく異なります。また、24ヵ月点検を車検と併せて行う場合、24ヵ月点検料金は車検料金に含まれます。

車検

高額になるイメージがある車検ですが、その内訳は「法定費用」「車検基本料金」と意外とシンプルです。

法定費用は、自賠責保険料と自動車重量税、印紙代をまとめた料金を指します。ディーラーや大手中古車販売店、車検専門店など、どこで車検をしても同額の費用が発生します。値引き交渉も不可能です。

法定費用の目安としては以下のとおりです。

  • 軽自動車…28,410円~28,710円
  • 小型乗用車(~1t)…38,610円~39,110円
  • 中型乗用車(1t~1.5t)…46,810円~47,310円
  • 大型乗用車(1.5t~2t)…55,010円~55,610円

車検基本料金は依頼先で大きく金額が変わります。格安車検やユーザー車検なら最低限の整備料金で済ませることも可能です。一方、ディーラーや整備工場での車検の場合は、安全性や信頼度は上がりますが、純正部品への交換費用などでトータル金額が高額になる傾向があります。

費用相場としては以下のとおりです。

  • ディーラー…40,000円~
  • 整備工場…3万5,000円~
  • 車検専門店…1万4,000円~
  • ガソリンスタンドや格安車検業者…1万4,000円~
  • 大手中古車販売店…1万7,000円~

車検費用に関して、詳しくは以下の記事も併せてご覧ください。
play_arrow 「車検にかかる費用の相場はいくら?内訳や安く済ませる方法も解説」

定期点検

法定12ヵ月点検と法定24ヵ月点検は、業者により費用にバラツキがあります。新車購入時にディーラーの有料サービスに加入することで部品交換費用が無料になるなど、費用が抑えられる場合もあります。

法定24ヵ月点検は車検と同時に行われることが多く、車検時にかかる部品交換代を点検費用と考えると2万円〜5万円程度が相場といえるでしょう。

5.車検と定期点検に関連したよくある質問

最後に、車検と定期点検に関するよくある質問をまとめました。依頼場所の検討時や中古車購入時に参考にしてください。

定期点検はどこに依頼するべき?

定期点検は、ディーラーや整備工場、大手中古車販売店、ガソリンスタンドなど、さまざまな場所で行うことができます。地方運輸局の認証を受けた「認証整備工場」で定期点検を受けると「ダイヤルステッカー」と呼ばれる法定点検ステッカーがもらえます。ステッカー裏面には点検日や次回の点検期限など重要な情報も記されています。法定点検ステッカーは国に認められたプロの整備士が点検した証拠となります。

車検や定期点検は中古車でも受ける必要がある?

中古車も新車同様に車検や定期点検を受ける義務があります。車検の期限が残っている中古車を購入した場合、車検証の有効期限満了日は2年を切っています。車検証に記されている満了日を必ずチェックしておきましょう。

6.まとめ

車検と定期点検(法定点検)について、それぞれの違いや点検内容、費用相場などを中心に解説してきました。

カーライフに必須の車検や定期点検。ルールを守って愛車と長く付き合っていきましょう。「そろそろ車検。どこに依頼しようかな」とお悩みの際は、WECARSの安心WE!車検をご検討下さい。全メーカー・全車種を取り扱っておりますので、どの車でも安心してお任せいただけます。お気軽にご相談下さい。

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